2020 年、「燕嶺青年アーティスト・イン・レジデンス計画」による舒達の初個展。新型コロナウイルスが拡大し始めた 期間に、中国・東莞(とうかん)で三カ月滞在し、現地の建築材料を用いた 15 個の作品を発表した。「荒誕人(Absurdist)」、「Absurdist」は「不条理の」意味で、ラテン語の「surdus( 耳、音が聞こえない )」という単 語が語源となっている。つまり「耳が聞こえないかのように話が通じない」=「馬鹿な」、「常識外れな」という意味合いが含まれる。 二度の大戦とスペイン内戦を経験したカミュは、『シーシュポスの神話』で「不条理」の哲学を打ち出した。カミュの 言う不条理とは、世界に対峙するときに現れる不合理性のことであり、そのような不条理な運命を見つめ続ける態度が「反抗」と呼ばれ、世界に意味を追求する人間の努力は最終的に失敗せざるをえないということを主張している。[コウ]



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